はじめに
肩甲骨のコリや猫背が気になりませんか?
パソコンやスマホの時間が長くなると尚更ですよね💦
そこで、一時期流行った「肩甲骨はがし」を受けたことがある方も少なくないと思います。
スッキリしたい方にとっては良いですが、猫背に関しては悪化させる可能性があります。
目的を間違えると時間とお金が無駄になってしまいます。
その理由について出来るだけ簡単に解説していきたいと思います😊
そもそも「猫背」ってどんな状態?
猫背がどんな状態か簡単に説明すると、、、
「背中が丸くなり肩甲骨が外に開いている状態」です!
日頃の姿勢の影響で背骨(胸椎)が丸くなり、背骨と肩甲骨に間にある筋肉が弱くなっています。
その結果、肩甲骨を正しい位置で支えられず外に開いてしまいます。
「肩甲骨はがし」どんな施術?
肩甲骨はがしとは、、、
肩甲骨まわりのコリをほぐすことで肩甲骨の動きを良くする施術のことです!
具体的な施術方法は様々ありますが、
一般的には⇩の写真ような施術が多いでしょう。
筋肉のコリが強いと肩甲骨に指が入らない!と思ってしまう方も多いです。
しかし、肩甲骨に指が入らないのは筋肉のコリだけではなく、背骨や肋骨、肩甲骨の位置関係が大きく関係します。
肩甲骨はがしで猫背が悪化する理由
肩甲骨はがしでは、背骨と肩甲骨の間にある筋肉をしっかり緩めます。
しかし、前述した通り、背骨と肩甲骨に間にある筋肉が弱くなっています。
肩甲骨を支えられなくなっている筋肉を緩めてしまうと、さらに支えられなくなってしまうため猫背は悪化します!
弱くなっている筋肉は鍛える必要があります。
緩めてしまうと猫背にとっては逆効果です。
猫背さんにおすすめのエクササイズ
おすすめのエクササイズを3つご紹介します。
1,キャット&ドッグ
ヨガやストレッチにおける有名な背骨の動きを柔軟にするエクササイズです。
特に背中、肩、首の柔軟性を向上させ、姿勢改善に役立ちます。
キャット&ドッグのやり方
1. スタートポジション
- 四つん這いの状態になります。両手は肩の真下、膝は腰の真下に置き、背中をまっすぐにします。
- 目線は床、首はリラックスさせましょう。
2. キャットポーズ
- 息を吐きながら、背中を丸めていきます。お腹を引き込み、肩甲骨を外側に広げて、猫が背を丸めるような姿勢を取ります。
- 頭は床に向けて、あごを胸に近づけるようにします。
3. ドッグポーズ
- 息を吸いながら、背骨を反らせます。お腹を下げ、胸を前に押し出すようにして、腰を軽く反らせます。
- 顎を上げ、目線は前方または上に向けます。
4. 繰り返し
- キャットポーズとドッグポーズをリズミカルに交互に繰り返します。呼吸に合わせて動くことがポイントです。
効果
- 背骨の柔軟性:背骨全体の柔軟性を高め、日常の動作がスムーズになります。
- 姿勢改善:肩や腰の緊張を和らげ、猫背や腰痛の予防・改善に役立ちます。
- ストレス緩和:深い呼吸とともに動作するため、リラックス効果もあります。
キャットアンドドッグエクササイズは、誰でも気軽にできるシンプルで効果的なエクササイズ。
毎日のルーティンに取り入れることで、身体の柔軟性と姿勢を保つのに効果的です!
背中の筋トレ
胸筋のストレッチ
終わりに
肩甲骨はがしはダメ!という訳ではありません。
目的が大切です。
- 一時的にスッキリしたい→肩甲骨はがしOK
- 猫背を改善したい→肩甲骨はがしNG
ここを間違えてしまわないようにお気を付けください!
目的を間違えると時間とお金が無駄になります。
また、実際に猫背を改善するためには筋肉以外の様々な要因が関わってきます。
猫背と言っても厳密には一人ひとり状態が異なりますので、猫背にお悩みの方は信頼できるプロに相談してみましょう!