肩甲骨のコリに悩まされていて、ほぐしてもほぐしても良くならない方におすすめの記事です。
「現代病」と言っても過言ではない肩甲骨のコリに悩まされている方は少なくありません。
デスクワークやスマホ、勉強、運転、家事、育児など、様々な影響で肩甲骨のコリは出来てしまいます。
そんな肩甲骨のコリをほぐしてもなかなか良くならない方がいます。
なぜなら、筋肉のコリだけが問題ではないからです。
自身も肩甲骨のコリに悩まされ、現場で実際に患者様の施術を13年以上経験している鍼灸師(国家資格)の私が解説していきます!
大切な3つポイント!
肩甲骨のコリをほぐしても取れない方のポイントは3つあります。
- 鎖骨
- 胸郭
- 肩甲背神経
それぞれ説明していきます。
鎖骨
肩甲骨の動きは鎖骨の動きと連動しています。
鎖骨の動きが肩甲骨の動きになっていると言えるほどです。
理由は、「肩鎖関節」と「胸鎖関節」という関節にあります。
▶肩鎖関節:肩甲骨の肩峰と鎖骨による関節。
▶胸鎖関節:胸骨と鎖骨による関節
この2つの関節の動きが肩甲骨の動きに直結してきます。
そのため、どんなに肩甲骨周りの筋肉をほぐしても、鎖骨の動きが悪いままではコリは取れません。
鎖骨の動きまで意識した運動やストレッチが必要になります。
胸郭
「胸郭」とは、肋骨・胸椎・胸骨で作られている籠のように作られている骨格部分のことです。
肺や心臓などの臓器を守ることや呼吸に関係することが多いですが、肩甲骨の動きにも深く関係しています。
胸郭を構成する骨の一つである胸骨には、前述した鎖骨との関節「胸鎖関節」があるため、肩甲骨の動きに関わってきます。
また、肩甲骨と胸郭の間には「肩甲胸郭関節」という関節があります。
胸郭の上を肩甲骨が動くため、胸郭の位置によって肩甲骨の動きが変わってきます。
一般的に、猫背で胸郭が丸くなっている人ほどこの影響を受けやすくなります。
肩甲骨の周りをほぐしてもコリが取れにくく、ゴリゴリと動きが悪い状態になってしまいます。
肩甲背神経
肩甲骨の内側に「肩甲背神経」という神経があります。
(緑の線で囲んである部分。首から伸びている黄色のラインがこの神経)
この神経のはたらきが低下すると肩甲骨の内側にコリを感じやすくなります。
肩甲背神経のはたらきが低下する原因は、首や肩の筋肉のコリです。
肩甲背神経は、首から出て肩を通り、肩甲骨の内側に到達する神経のため、首の「斜角筋」や「肩甲挙筋」などのコリによって神経が圧迫されてしまうと、はたらきが低下してしまいます。
神経のはたらきが低下すると、筋肉へのシグナルが出にくくなるため、肩甲骨の周りをほぐしてもコリが取れづらくなります、
この状態は、猫背やなで肩の人に起こりすくなってしまいます。
まとめ
以上の3つが、肩甲骨をほぐしてもコリが取れない要因です。
普段から姿勢に気を付けることは重要ですが限界があります、、、
適切なエクササイズを継続することで改善していく可能性が高くなるので、セルフケアとしてはエクササイズが最もおすすめです。
オンラインレッスンも気軽に始められるので、是非ともお試しください!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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